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廃村サミット
廃村のことを調べていると絶対外せないのが heyanekoさんのサイト。
全国47都道府県の廃村を踏破されているつわもので、冬の大見にも百井からたぶん徒歩で訪問済み。

そんなheyanekoさんの情報によると長野にもと廃村に新規移住者で復活を遂げようと言う村があるらしい。
http://heyaneko.web.fc2.com/gh18.html

また調べていると何カ所か廃村を活動の場にしている方がいる。
廃村サミットも実は夢ではないのかもしれない。

あと廃村情報ならこちらのサイトも。廃墟等の情報も充実。
http://haikyo.crap.jp/
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by shinichi-log | 2014-12-17 19:25 | Comments(0)
エイジングとロボット - D-labのRCAワークショップから -
KITのD-labとRCAの協同ワークショップ「Healthcare Futures Workshop 思いやりのあるロボットと、人をケアするロボット」の発表会に参加した。

これはテーマにそってロボットという概念そのものの更新、デザインが目指された5日間のワークショップだということが、ジュリアン氏によって紹介され(ジュリアンさんの日本語がとても上手なことに驚きつつ)、日本4チームとRCA2チームによるプレゼンを拝聴する。

5日間という短期間のワークショップにどれだけの成果をもとめるのが妥当かという問題はあるにせよ、少し残念だったというのが正直な印象だろうか。介護ということへの理解の踏み込みと、答えの未消化な部分が目についた。

ざっくりいうと老人向けの新しいロボット(プロダクト)の提案なのだが、基本はセンサリングの技術をベースに、様々な情報を記録する装置、身体的な機能をサポートする装置、そして必要なものをつくり出す装置の提案になっていたのではないか。

RCAの提案が基本的には何か補助的なものをつくり出すロボットであるのに対して、日本チームの提案がほぼ人の感覚や環状に働きかけることを目的としているものであったという比較も興味深い。日本側の提案は有用性よりも、感覚的な豊かさのようなものを認識させることに主眼がおかれている。

気になったのは、そもそも「老いること」や「病気になる」という状態への非常に一義的な解釈がベースになっているのではないかということだった。これらの装置は基本的に老いること=機能の低下→機械的に機能性の向上、という方向性にいっているのだけれど、老いることの豊かさや、一見機能の低下にみえるかもしれないが、もしかしたらそれが何かしらの意味を、それによってひらかれる世界の可能性など、多様な価値観を包含するような提案がみられなかったことは残念である。そういう意味では、現在の介護ロボットとのコンセプトレベルでの差異はあまり感じられないのではないだろうか。

と少しネガティブなことをかいてしまったようにあるが、5日間のワークショップの成果としてどのレベルが妥当化というのは難しいし、またやっと工房スペースが整備されたlabの状況ということも考えないといけない。とはいえ、個人的には興味深い発見もあり、今後の積極的な展開が楽しみである。
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by shinichi-log | 2014-12-16 00:16 | Comments(0)
「都市と大地」シンポジウム
建築学会都市史小委員会のシンポジウムが大学を会場に開催されていた。
『都市史の基層として大地・地面・土地を考える』という意欲的なテーマが掲げられ、建築や都市の歴史だけでなく、歴史地理や環境考古学の知見が導入されることで新たな都市史の展開を見据えていこうというものであった。

あくまで個人的に興味深かったトピックだけ備忘録として書き出し。
(河角氏発表より)
・地理学の時間のスケールの中で平野ということに絞ると1000年ほどの単位で観察できる
・数百年スパンで見ても地面というのは一定ではなく頻繁に変化を繰り返している
 - 場所によっては平安京時代と現在では3mほどの高低差があり、等高線も変化している。
・そうした地形形成も単純なレイヤーとしてではなく、堆積-安定-浸食といったサイクルとして認識する(15,16世紀に洪水が頻繁に起っている)。
・大地といえどもそれは河川による堆積によって生み出されていること、今の大地がどの河川の堆積物によってできているか
・市街地の発展は水の利用とも関係しており、それが扇状地で開発が進む理由でもある。
・必ずしも一様に地形変化が起るわけではなく、また安定不安定が変化する。災害のリスク等は微地形レベルでみていく必要がある
・GISなどの情報と発掘調査などの連携の可能性
(樋渡氏発表より)
・ベネチアをテッラフェルマの流域的に把握することで、海洋貿易都市の基盤がみえてくる
・筏流しの文化を含む、様々な流域ネットワークが、下流のベネチアを支えていた。
・イタリアの筏流しにも組合がありリレー形式で下流まで木材を運んでいた。
・大地の問題を水の空間軸でみていくことの重要性
(福村氏発表より)
・イタリアの都市計画の中で展開してきた「環境(アンビエント)」「風景(パッサージュ)」「領域(テリトリー)」概念の変遷と現在的利用
・戦後期の科学的都市計画の模索における社会経済学的手法の導入
・歴史や都市の資料の有無の重要性。異なる視点で土地史料を読み直すことの意義。

最後のコメントで青井先生がおっしゃっていたように、このような地理的で広域のネットワークとして都市を捉える議論の可能性を感じつつ、ますます建築そのものが視野から消えていくことへの懸念はどのようにとらえればよいのだろうか。世界を構造的に把握することが建築の本義であるならば、建物を建てるという行為は、その現実的なモデルとして構造的な把握のための訓練であり、なおかつそれを身体化しつつ、思考を生み出していく行為として位置づけられねばならないのだろうか。
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by shinichi-log | 2014-12-12 18:48 | Comments(0)
upcycling - つくりかけとしてのマスプロダクト -
KITのデザインラボ主催のとあるレクチャーのテーマ「UPCYCLING」だった。英語のwikipediaによると"the process of converting waste materials or useless products into new materials or products of better quality or for better environmental value"とあって、より価値の高いものへと作り替えていく行為のことをさすらしい。ブリコラージュ的な思考をベースにしてつくられたデザイン用語なのだろうか。

紹介されていたのは、カンパーナ兄弟のチープなマテリアルを使った家具のシリーズだったりする。ローテックで既存の価値を転換するようなことが推奨されるわけだが、一方でこのローテックがはいることでカンパーナ兄弟の家具はとても高価なものに変換される(もちろんそれだけの理由によって価格が決められているわけではないが)。製造においてローテック=手仕事がかならずしも安価で優れていると言えなくなったのが近代以降のマスプロダクションの世界だと考えると、ここで紹介されているUPCYSLINGの意義はデザイナーによるプロダクトの制作手法ではなく、よりユーザーにとっての技術であると考えた方がよさそうである。
そう考えると、質問として、ローテックなものづくりがマスプロダクションの世界で生き残れるのかというものがあったが、これへの答えはそもそもマスプロダクションとこのローテックなものづくりを同列に扱ってはいけないということになるだろうか。つまりマスプロダクションのあふれる世界の中で、使い手が自らの使用価値をそれにたいして見いだしながら独自にカスタマイズしていくことが重要で、手仕事産業を動向という話しとは少し違う。

マスプロダクションが第2の自然のように身の回りに反乱しているからこそ、それを素材として日常生活の中で個々人がクリエイションをおこなっていく。マスプロダクトを単なる完成品ではなく、カスタマイズ可能な標準モデル、つくりかけの状態としてみなしてこそ、そこにたいしてのUPCYCLINGなアプローチがますます重要になるのではないだろうか。
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by shinichi-log | 2014-12-10 18:23 | Comments(0)



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