大山崎の大山崎山荘美術館で「アートで架け橋」という展覧会に行ってきた。小沢剛の「ベジタブルウェポン」やらパラモデルの少し建築萌えなドローイングなどが重厚な造りの山荘と安藤忠雄の新館、大山崎の街中に展示されている。街おこしと地域交流とアートという近頃少々消化不良気味の内容ではあったが、建物自体の魅力で十分楽しめたのと、展示には関係ない天王山(結構神域)系の神社の禍々しさにびくびく。夕闇もあいまってかなり迫力あるロケーション。
なんというか、久しぶりに安藤建築に接したという感じがとても強かった。最近はといえば兵庫県立美術館や2121sightみたいなスケールも大きく、空調も快適なものばかりに接していたので、ここみたいに小さくて、入ると独特のコンクリートの空気と、少しムッとした感じが少し懐かしかった。この密度の濃さこそ安藤建築の醍醐味かもしれない。シンプルな矩形の階段室でしかないのに、階段を下るにつれ変化する光の様子と、空気の温度が豊かな経験を作り出してくれる。さらにはガラスの写り込みによる鏡像によって本当より柱がきゃしゃに見え屋根スラブに軽さがつくられている。 まさに「Less is more」であって「less constitument is more aspect」。 帰りは長岡天神まででて、以前から気になっていた駅前の「純喫茶フルール」に。ビロードの天井と店のなかに泉があるなんとなく昭和?な雰囲気を感じて帰途に。
by shinichi-log
| 2008-09-06 12:16
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