昨日は、実施のプレゼン模型を徹夜でしあげてから明日で終わりになる「30年分のコレクション」をみに国立国際美術館までいく。さすがに朝からの大雪に行く気をなくしかけたが、招待券を持っていただけに行かないのもそんな気がしてしまい。
結局ついたのは4時少し前で、地下3階2階を使ったたくさんの展示品を駆け足で見て回ることに。まるで連れの台詞ではあるが、最終週末ということもあり人も多くまるでお祭りのような雰囲気に包まれていた。偏見以外の何ものでもないのだけれど、普通のおばちゃん達が休日に美術館でアート(印象派とかでなく)をみに来るっていう状況がある日本は結構凄いんじゃないかと思ったりして。 展示はそれぞれの時代、そして国内、海外、芸術運動、という風にわかりやすくカテゴライズされていて印象派以降、セザンヌに始まる近代アートの概要を、本物を通して確認することが出来るし、後半はほぼリアルタイムの作品を見ることが出来た。 モランディの「静物」とか、内藤礼の「死者の枕」、その他引っかかる、面白いと感じたものはいくつかあったが共通してるのは抽象/具象の境界を作り出せているものだった気がする。抽象すぎるとただ画面の強度のみの理解になってしまうし、逆に具象すぎると少し興ざめしてしまう。 ちょうど先週、精華大の卒業制作展を見に行ってきたのだけれど、そこでも抽象性と具象性のバランスがとても気になっていた。そこで、きれいな青のバックに黒に近い深緑の長方形が描かれていると言う「海苔」という作品があって、それはすごくうまいなって感じた。一見するとマレヴィッチとかジャッドのミニマム絵画のようにただ図形が描かれているだけなんだけど、タイトルを聞いてよく見ると海苔っていうものすごく具象的なものが見えてくる。そう言う所に非常に揺さぶられてしまう自分がいるみたいだ。
by shinichi-log
| 2008-02-10 13:22
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