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修士の計画
MARKの最新号は
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です。


学生に戻ったからにはしっかりと計画を立てて過ごさないといけないんだけど、そろそろ体が学生モードに戻ってしまいそうな今日この頃。ついつい寝るのが遅くなり、当然起きるのが遅くなる。
なんとか午前中には何らかの作業なりに入れるように気張っているけれど。

修士計画のテーマをそろそろしっかり決めなければ。事務所の仕事が始まったりしたら、急に時間がなくなるのは目に見えている。7月の前半におそらく発表があるだろうから、言ってもも2ヶ月ちょい。去年は人ごとで好きなことを言っていたけど、いきなりテーマを決める(しかも設計につながるような具体的な方法論なりを見つけられるような)というのはかなり思い切りのいる行為だ。
今のところ、innerscape?半透明?モアレ?みたいなことが漠然とあったりするんだけど、自分でも何のことやら・・・。やっぱり「使える話」をしろっていうのが難しいところだ。抽象論や歴史では設計行為に結びつけることが難しいのはわかるんだが、いきなり方法論を求められても・・・。
去年した人アドバイスください。


ところで今日の研究会ミーティングは疲れた・・・。やはり初めて話す人が多いと消耗も激しい。
とりあえず[atmosphere]という言葉をテーマに進めていくことに。雰囲気、空気、質感、など非常にニュアンスに富んだ意味を持つ言葉。非常に魅惑的な響きと、感覚を与えてくれるのだが、結局雰囲気なんて言う物は、その人個人の感覚、記憶によって非常に主観的な物として現れるはずで、いくら論じても実体のない雲をつかむような物になるかもしれない。
雰囲気というのはどんな空間にも存在しているモノなのか?それともある種の雰囲気が生み出された時だけに感じるのか?それは記述することができ、客観的に作り出すことができるのだろうか?そしてそれは永続することができるんだろうか?

しかし同時に、建築や空間において雰囲気というものが絶対的に重要であることは間違いないと確信できる。いかに視覚的、造形的に面白くともそこに固有の質、雰囲気が生まれていなければ、ただの形遊びでしかなく、空間経験は飽きられていくだろう。主観的で、現象的なこのatmosphereという概念を棚に上げたままでいいはずもなく(痒いけど手の届かない所を我慢するような)、この感性の領域に挑むことは豊かな示唆を与えてくれるに違いないと感じる。

明日は[play vol,1]を2階と3階の間で行います。よければぜひ。


修士の計画_e0055325_22394936.jpg

by shinichi-log | 2007-04-23 22:39
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