今は亡き「湖国」
先週後半は余呉湖へ。念願の徳山鮨でおいしいひと時。
余呉湖でとれた鰻やあゆ、すっぽんに、山の幸を合わせるという見事なアクロバティクを披露していただいた。朝日をあびてうっすらと蒸気が立ち上る余呉湖は殊の外美しかった。
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さて滋賀県はご存知のとおり湖国と呼ばれている。日本で一番大きな湖「琵琶湖」の存在がそう呼ばせているんだろう。けれど今回余呉湖を訪れ、またかつて琵琶湖周辺に40以上の内湖が存在していたということを知るにつけ、もしかしたら昔の人は次々と現れる大小の湖を見て湖国と呼んだのかもしれない、などと考えてしまった。そうした内湖の多くは近代になって干拓されて農地や宅地にされてしまった。そうしたのにはそれなりの理由もあったのだろうが、琵琶湖の生態系への影響も大きかったようだ。

人間はおそらくこれまでずっと、何かしらの方法で自然を飼いならそうとしてきた。その試みの一部は、人間にとって失敗し大きな環境破壊を生み、また一方でそれは成功して人と自然が共存しているかのような風景を生み出してもいる。なので、干拓してしまったことをとやかくいうわけでもないが、今はなき内湖の風景を私たちはおそらく半永久的に失ってしまったことが、ただ少し残念だと思った。

ちょうど帰りに話題のラコリーナに寄ろうと車を走らせていると、やたらとフラットな土地が広がっている。気になって地名を見ると「大中」という地名。かつて最大の内湖「大中湖」があったその上を走っていた。
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by shinichi-log | 2015-08-21 21:03 | daily | Comments(0)
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