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朝から激しい雨が降り続いている。 事務所で仕事をして、夕方京都会館の話し合いに参加。 12 国立国際美術館に風穴展をMと見に行く。 相変わらず島袋さんの作品はすてきだった。 亀の指が5本あったことに感動。つまり亀と自分が同じということを実感。 夕方公共政策論でレジメを発表。 13 事務所で比較的まじめに仕事。 SOTの企画書とK×Aの後援依頼について 14 ― 15 SO展最終日かつギャラリートーク。 前回の反省に基づき準備するも、建築の話しになかなか結びついていかなかった事が非常にもどかしい。 進行自体は前回よりもよかったと思うがまだまだ反省は多い。 打ち上げで近藤さんのバースデーを祝い、oil、みよしという流れで解散。 16 事務作業およびSOの撤収。夕方松延君が手伝ってくれた。 17 ― 18 高橋さんの展覧会の設営を朝から伸吾さんと進める。 と同時にK×AとSOTのオファーメールを同時に送信。 返事の有無に一喜一憂して過ごす。 この頃はヘレニズム文明についての歴史書にはまっていた。 まさに歴史は教訓と人生の示唆に富んでいると同時に、そのストーリーはどんなストーリーテラーよりも巧み。 作者の矮小な思想やメッセージが存在しない、ただ、歴史が語っている。 19 廣瀬さんと一緒に龍谷の食堂でランチ。 久しぶりに機構の事務所にいって休暇の届け出。 夕方、同志社で授業。 20 午前中からソーキチで家具制作。 夕方、NO ARCHITECTSの事務所開設のパーティーにお邪魔する。 いわゆるクリエーター系のアパートで、いろいろと楽しそうな人が集まっていた。 運河沿いのロケーションはかなりいい。 21 榊君とミーティング。 artzoneでのトークイベントに参加。吉村さんの話しがこのタイミングで聞く事ができてよかった。 建築にかかる規制力のうち、環境=敷地、身体みたいなものでなく、法規、市場のようなものから建築を考えていきたいという話しに共感。それと建築の時間のうち建設の前後をどうとらえるのか?という問題は自分にとってもアクチュアルで面白かった。テーマは制度ということだったが、制度の中にいるHさんが制度の中にいつつそれを壊していくことで新しい動きを作り出しているのにたいし、吉村さんは制度をうまく読み替えていく事で建築をドライブさせていっているのではないだろうか。 藤原さんのモデレートの上手さが身にしみて実感。 結局この日もoilにて打ち上げ。 深夜に辻君と話していて出てきたアイデア(=目次)はそのうち実行したい。 22 ソーキチでほぼ一日キッチンでの仕事。 これは文句無く楽しい。 これだと完全に、仕事が趣味で、趣味が仕事になっている。 幸せの経済学と言う映画の上映会が行なわれていた。 23 午前中は機構の仕事。 午後からはおもにパリ行きの準備。 25 ソーキチで研修。 夜は京都会館のオペラ建設のニュースを受けてのブレスト。 民主主義のない政治と、国民の意識の低さ。 26 午前中ワイガヤ 午後から授業とパリ行きの荷造り 不安な中とりあえずの準備はできた。 27 関空からオランダ経由でパリへ。 昨年リサーチでパリに行ってから早いもので一年が過ぎている。 一年あってまだここという感と、やっとここまでという感が混ざり合っている。 到着後、Benの家に向かいマルトと再会し、荷物を置いて夕食に出かける。 Ben,田村さんと合流。 日本時間の朝8時頃まで起きていた事になるのでこの日はかなり疲れた。 長い一日。 28 午後からl'ESAのギャラリーが見学可能という事で田村さんと現地待ち合わせ。 l'ESAのギャラリー部門のディレクターであるCedric(ベルギー人の建築家)と挨拶しギャラリーを見学。 写真でみるよりもよいスペース。オーディトリアムは空間的にはいいのだけれど少々汚い。 先週はアイゼンマンのレクチャーがあったらしい。 昨年も行ったガレット屋さんへ行く。 夕方、原口さんとポンピドゥーの前で待ち合わせ、近所のカフェで明日からのミーティングについて打ち合わせ。 その後グランパレにMONUMENTAを見に行く。今年はカプーアによるインスタレーション。 背後の思想やコンセプト云々ではなく極上のエンターテイメント。モニュメントとはそういうものかもしれない。 最後は、Olympiades近くにある中華街でCCTVをみながら中華料理を食べるパリの夜。 一日重い荷物ごと歩いてしまったのでかなり体力を消耗。 29 マルトのアトリエのLunchPartyにおよばれ。 途中、駅近くの朝市でで買い出しを行ないチキンのローストやチーズやパンを購入。 市場へ行くと気候的な豊かさをまざまざと感じさせられる。果物も野菜も種類と量も豊富。 ウサギのローストがいくぶんグロテスクな様相。顔が、、、 すばらしいランチタイムを過ごす。 何か特別な料理が無くても、楽しめるのが気楽でよい。 その後、後ろ髪を引かれつつも、Cedricとミーティングのため市内へ。 途中からDjamelも加わり、トークイベントでのトピックについて議論。 最後に翌日のOdileとの打ち合わせに向けて議題を確認し解散。 この時に予備の財布をすられる。油断禁物。 気分転換に蚤の市を見て回り、ビールを飲んで帰宅。 30 午前中Cedricと事務的な打ち合わせを行なう。 午後、教務課のMarieさんと共に条件をつめていく。この人で回っているんだなという感じのしっかりとした人。少し安心できる。 その後、Odile Decqを交えてランチミーティング。 Odileさんはまさにカウンターカルチャーを体現したような人で、保守的な事を非常に嫌い革新性を大事にしている。大学の運営方針もだから反アカデミズム。日本の建築家がみな有名事務所出身な事に少しばかり不満だったようで、新しい道を切り開いてる人がよいとずっと言っていた。 夕方GRAUとの顔合わせが延期になりかわりに、l'AUCでDjamelと再度打ち合わせ。 Djamelさんの位置づけとサポート態勢の確認について。 原口さんも一緒にBenの家で夕食。ほんとおいしいハムとチーズがあれば夕食はそれで十分。 日中の空き時間を利用してオランジュリー美術館へ。 モネの睡蓮はこれまで何作品か観た事があったが、それとは全くとがった体験。 まさにこれはインスタレーションのよう。刻々と変化する表情。深みのある透明感。 有名だからという事を超え傑作というものはあるなという事を再確認。 31 午後からお土産を買いに街を練り歩く。 街を歩いていると極力いろんなところに行こうとするのに、面白い事に結局同じ場所を何度も通過する事になる。 そういう人の意思とは関わり無く都市の結節点のような場所は確かにある。 夕方、Thomas Raynardへのヒアリング。 こころよくプロジェクトへの参加を了承してくれた。 都市というよりかは地方でのプロジェクトを好み 建築が周囲の環境から少し独立しているような印象を与える。
by shinichi-log
| 2011-06-08 08:59
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