21 機構、公共政策論授業。権利の獲得のための法律。 帰宅後、田所さんと松本の教会の原稿打ち合わせ+伸吾さんとLABORATORYで6月のイベントの打ち合わせ。 22 布野さんインタビューのため滋賀県立大学へ。タウンとアーキテクトの取材。 その後、原口さんの壮行会。鈴木さん、松延くんらと。朝までみっちりアート談義。最後はみよしで締め。 23 ボヤーっとした体を引きずって起床。 事務所でDMおうけとり、夕方アーキフォーラム。もと新建築編集長、GA創刊編集長の石堂さんのお話。新建築という雑誌が今や一種のアーカイブ化しており、インフラ化しているのではないかとふと思う。 24 午後からコーナンへ模型台の買い出し。 DM送付作業、ラベル張りなど。 25 午前中、機構。 午後から模型台をY君Sさんらと作成。夕方までにほぼ模型台が完成。 レイアウトも特に問題はなさそう。帰宅すると、高校時代の親友のYから結婚式の招待状がとどく。 26 午前中、微妙に足りていない模型台の材を買いにコーナン。角材を抱えて地下鉄にのり事務所へ。昼から学生が手伝いに来てくれるのに合わせて台の作成。とりあえずペンキ塗りまで完成。 同志社へ授業。今日はサッチャー政権からブレア政権への変化についてなど。 都市政策論は都市系の話でそれなりにおもしろかった。建築協定、地区計画の違いなど。 事務所に戻って手伝いにきてくれた一回生に部屋のペンキ塗りを手伝ってもらう。 楽しんで手伝ってくれるからこちらも気が楽。予定通り設営は進んでいる。 27 午前中からプレマッチング交流会。その後模型設営。 28 午前中設営の残りを行ない、2時頃に新幹線にとびのる。 富士山がとてもきれいにみえた。ほんとひさしぶり。 夜、とびらプロジェクト報告会&乾中山対談。スライドがぬけぬけだった件。反省。やはり僕はどこか抜けてしまっている。来場者多く、トークの内容も非常に興味深いものだった。 ただ、この会の成功はあくめでもイベントの成功ではなくとびらプロジェクトへのメンバーシップが集まる事。だからその事を忘れていてはいけない。メンバーシップを成功させる事が本当に大事。 打ち上げはAXIS一階で、そのごついにリアルまっちゃん、3次会は近くのバーへ。 解散するころには空が白んでいた。とてもたくさんのビールが飲み干されていたよう思う。 ・乾さんと中山さんの対談について忘備録 乾さんによるプロジェクトの紹介。建築が個別解であることから一歩進んで、「普遍性の獲得」へと至る事が、世界につながる存在としてある事なんではないかと指摘。その時に建築は、タイポロジーにつながるだけの合理性が持つ強度によって建築が成り立っている。一方中山さんは、ある意味を否定するのでも乗り越えるのでもなく、立ち位置を絶えず相対化することで、両義性の巾を調整している。2人とも既存な意味をずらす事で街や世界につながっていく事を目指しつつも、一方は普遍性の獲得へ、もう一方は両義性の振幅へ向かっているのが非常に興味深い。 その後の、延岡についての乾さんのお話について。建築のシェアの仕方を明快に分類。プロセスの共有、ユーザーである事の共有、建設を共有、施主である事の共有。プロセスはアレクザンダーのように人々が設計の過程に入ってきて何かを生み出すこと、ユーザーである事の共有はうまく覚えていないが、建設の共有はまさにワークショップなどで作る事、最後施主の共有が乾さんが延岡でしようとしている建築の共有。賢い施主に一緒になるということだろうか。このことはとびらプロジェクトも同じで、たくさんの賢い施主を探しているのだと言える。ただその時のコミュニティは地域ではなく建築という趣味の領域であり、また作られるべきものはそこにあるという事かもしれない。もう一つ、spaceourselvesは、建設の共有を行なおうとしている。その条件の中で建ち上がってくる建築の姿があるはずではという事なのだけれど。そして、模型の販売=施主であることの共有が生まれる仕組みでもあるのかもしれない。 シェアのリテラシーが生まれつつあるのかどうか見極めたい。 一つ峠を越す。 29 目覚めると目の前に東京タワー。さすがに昨日は飲みすぎた。少し頭が痛い。 普段より本数の少ない地下鉄に乗り込み3331へ。 大室君のグループ展を見た後、SOの巡回展の可能性について長内さんと打ち合わせ。6月中旬の巡回がほぼ決まる。 その後新国立美術館へ、アーティストファイル展、森美術館へフレンチウインドウ展。あまりぐっとこない。フレンチウインドウは面白いのだが、非常に知的なコンテクストの操作に一抹のむなしさのようなものも感じてしまう。 建築の模型が作品として成立させるための方法をもっと見極めが必要。 夜は西田司さんと坂山さんのはからいで六本木農園でおいしいお食事。 いろいろな話題。建築の公共性、社会性の話。丸の内朝大学、六本木農園、建築家、、、 30 4月ラスト。 今月はSPACEOURSELVES、とびら報告会、松本竣工図作成、colpuの研修などであっという間にすぎていった。桜も咲いてたっけかな、という感じ。 午前中ホテルから日比谷まで歩き、都現美の田窪展とMOTannual、コヤマトミオのハンスヨゼフソン展とまわる。 田窪展の椿やリンゴのドローイングの美しさははげしい。床にしきつめらたタイルが、歩みと共にかなでる音も心地よく、非常に完成度の高い展示。途中に作られていたアルミのフレームで作られた和室は、アルミの軽さと精度が木材のそれと似ているのか、違和感のないとても清楚な空間が生まれていた。(簡素な作られ方が和の美学と調和している?)初期のパフォーマンス、その見せ方の面白さ。バーボン一本分のお話とか?パフォーマンスはそのものを見るよりもそれが行なわれた記録を事後的に痕跡として受容することがおもしろい。事後性?何?。金比羅の建築模型も展示されていた。建築の模型の経験は空間そのものではないが、建築をアートの文脈に置くのであれば、経験よりもコンセプトがどのようにあるのかを表現されている方が説得力があるのではと考える。美しさと強度、耐久性。。。 その後帰京。東京駅から新幹線は久しぶり。東京の街を眺めながら目に入ってくる人の営みを感じる。 夜は、SPACEOURSELVESのレセプション。いつになく盛況。模型が倒れないか心配した。parkcafe,oilと2、3次会、最後はNOarchitectsと403とともに王将、そのままみんなでhanareradに一泊。
by shinichi-log
| 2011-05-01 16:47
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