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フランス事情
朝からすごい雨だったらしく浸水のニュースが流れていた。
とはいえ雨脚が弱まる頃に起き出したので実感はなかった。

大学で少々打ち合せ後、一本松近くの自転車屋に自転車のパンクをなおしにいく。
自転車屋にパンク修理だけでなくタイヤごと交換と言われてしまい、思いのほか時間が空いてしまったので、糺の森で行なわれていた古本祭りに足を向けた。
会場は屋外といえども、雨上がりの湿気と古本のかび臭さが相まって息が詰まりそうな状態とかしていた。そのせいか、あまり本棚を目で追いかけるのに熱が入らず、アナウンスで聞こえてきたかき氷へと興味がさっと移ってしまっていた。そう思いながら何と気無しに見上げた本棚でソットサスのドローイング集が目に入って来たのでこれは出会いだとばかりに即購入。1000円也。
その後黒蜜かけのなんとも渋いかき氷を購入し、復活した自転車で事務所ヘ向かう。

その後のらりくらりと作業。

夜、三木さんらがフランス人のルノーさんたちと行なっていた勉強会に参加。目的はフランスの建築家制度について知る事。特に歴史的建造物の扱い等について、日本と比較しながら考える事だった。
知らなかったのだが、フランスには30000を越える自治体(コミューン)が存在している(日本合併を繰り返し現在1700ほど)。人口は日本の半分くらいだそうなので、極めて小規模の自治体が多いことになる。ちなみに人口25人の村も、数百万人のパリも共にコミューン。そのことがどういうメリットとデメリットを生んでいるのかまでは分からないが、そのようなシステムが実行可能であるという事を感じさせてくれる。こちら側の無知もあり、フランスではどのようにしたら建築家として活動していけるのかという基本的な話題が中心を占めてしまったが、歴史的建造物、伝統的地区などがどのような法律で保護され、保存活動が行われているかなど、非常になまの情報が聞くことができたので非常に面白かった。
by shinichi-log | 2010-08-13 04:51
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